合奏メンバー全員が演奏に成功する(ずれ全くなし)まで
やり直しを繰り返すタイプの、最近流行の調律です。
いくつかのやり方がありますが、私なりにそれらを解釈し、
最もやりやすいと思われる方法を書いておきます。
四人以上の合奏ではご使用にならないでください。成功率の都合上、
誰かしら失敗することを前提にしないと、日が暮れてしまいます。
ここでは三人合奏を例にとっていますが、
当然二人合奏でも同じものをご使用になれます。
註1:ジャイアン=演奏失敗(ズレあり)
註2:調律=演奏成功かジャイアンかを、ごく短時間で判別するために書かれた文字列
(以下2006年6月10日修正)
一人目:コンダクター
MML@
t100l64a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a
a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&a&al4aaaaaaa1v0a1
,
l1rrrr
,
l1rrrr
;
二人目
MML@
t100ffffl32f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&
f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&f&fv0f1
,
l1rrr
,
l1rrr
;
三人目
MML@
t100ccccl32c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&
c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&c&cv0c1
,
l1rrr
,
l1rrr
;
※ 各メインパートの最後に v0 が入っているため、
v8でスタートする楽譜の場合、調律の後に改めて v8 を入れなおしてください。
mml演奏のバグで、 t120r1t160c1 など、休符の前後にテンポ変更のある楽譜のときに
休符部分の長さが正規に反映されない場合があります。
合奏での予期せぬタイミングずれの原因になりますので、
調律の最後は r1 ではなく v0a1 などとしています。
1小節目(コンダクターのみ)
コンダクター自身の調律。
演奏成功した場合、ポーンポーンポーンポーンと一定の音階で4分音符が4回鳴ります。
ジャイアンだった場合、ポロロロロロ…と違う音階が混ざります。
両者の違いは明らかなので、何度か演奏してみれば簡単にわかります。
1小節目に調律を入れるのが私流です。
これによって、コンダクター自身がジャイアンだった場合、
残り二人がボタンを押す前にやり直しできるので、精神的な負担が軽くなります。
ジャイアン判定は最初の2拍とちょっと短めですが、
ここは一人だけなので大丈夫でしょう。
4拍目の頭で残り二人が演奏ボタンを押します。(重要)
押してからのラグの長さは約0.6秒、これは以前のコンダクター記事で説明したとおりです。
2小節目(コンダクター以外は1小節目)
調律なし、三人で4分音符4回。タイミングのみ図る小節です。
押し方が著しくずれている場合、ここで判明することになります。
3小節目(コンダクター以外は2小節目)
残り二人の調律、三人とも全音符。二人分なので、ジャイアン判定は長めに4拍。
成功すると、全音符が3和音で鳴ります。
ジャイアンの場合、ポロロロロロ…と違う音階が混ざります。
4小節目(コンダクター以外は3小節目)
空白。
5小節目(コンダクター以外は4小節目)
合奏スタート。
以上です。誰か一人でもジャイアンだったり、
タイミングが許容できないほどずれていた場合、
合奏スタートの前に容赦なく演奏を解除し、速やかにやり直すことをおすすめします。
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メモメモ。
まあ、お好みに応じてお使いください。